ページ12 フィールドワーク

雨が上がった16日、岩瀬駅から雨引観音までのハイキングコースでフィールドワークを行いました。
フィールドワークは、街などを歩きながら自分の視点でよいところや悪いところを調査するワークです。
街の人に話を聞いたりすることも大切です。
五感を使い、色んなものに気づくこと。
その気づきが多いほど、そのフィールドは魅力があるということになります。
今回このフィールドワークを実施するのは、地域デザインクラブ「クエスト」です。
エストは探求という意味です。
桜川市の新たな地域資源をテーマに研究しています。

午前9時30分、岩瀬駅集合です。
岩瀬駅の魅力は駅から15分ほどで登山口に行けることにあります。
軽くミーティングをした後、3班に別れフィールドワーク開始です。

まずは、御嶽山を目指します。
途中に不動滝があり、沢水が高さ2mあたりから落下しています。
人工的ではありますが、マイナスイオンが心地よく発生しています。
滝の脇にお不動さんがあることに気づきました。
手前のお不動さんはコケに覆われています。
長年にわたり登山者を見守ってきたのですね。

登山道に戻り、樹林の中を30分ほど進むと、御嶽山に到着です。
東屋があり、岩瀬の町並みが一望できます。
上から街を見る・・・
岩瀬が山に取り囲まれた盆地のような街であることに気づきます。

御嶽山を後にし、次はこのハイキングコースの目玉、雨引山を目指します。
しばらく歩くと視界の開けた場所がありました。
そこからはまっすぐ伸びる北関東自動車道が一望できます。
秋風が心地よく吹き抜けていきます。

このコースを歩くと、山桜が実に多いことに気づきます。
その中でも御嶽山から雨引山に向う途中は山桜の林がありました。
春にはさぞかしきれいなのでしょうね。

コースの途中には大きな鉄塔があります。
その下を通り抜けると、いよいよ雨引山への最後の登りが待っています。
道は階段になっていてけっこうキツイです。
なんとか登り切るとそこには東屋があり、眼下に真壁の街が広がっています。
残念ながら筑波山は雲に隠れていましたが、実によき風景です。

雨上がりのため滑る場所もありましたが、午後1時、雨引観音へ無事に下山しました。
最後にお寺にたどり着くというのもこのコースのよさです。
岩瀬駅から約6kmの山歩き。
雨引山の標高は400m程度ですが、とても魅力的なコースです。

今回のフィールドワークからどのような物語が生まれるのか実に楽しみです。