14日、まほろば流鏑馬競技大会実行委員会がありました。

昨年までは大和ホースパークの近くに作った馬場で開催されてきましたが、今年は3月下旬に大和駅近くの高森工業団地内でおこなわれました。
会場も便利な場所となり、駐車場も大きく確保できるようになりました。
しかし、3.11大震災により開催はできたものの、出場者のキャンセル等により規模はかなりの縮小を余儀なくされました。
それでも開催できたのですから、まずはよしとしなければなりません。
そのようなわけで、来年の競技大会が実質的な本番です。

実行委員会には工業団地の企業も出席し、来年の開催に向け課題を話し合いました。
敷地、競技コース、宣伝PR、スタッフの確保、資金・・・
実にさまざまな課題があります。
課題を聞いているうちに、あることに気づきました。
最大の問題はスタッフ不足です。

開催時期の3月下旬は年度末でもっとも忙しい時期です。
ゆえに企業や役所もなかなか協力しにくい時期なのです。
そこで時期を変える話になりましたが、来年は間に合いません。
再来年からは4月中旬の開催になるかもしれません。

実績ができれば、資金とスタッフは確保ができます。
そして他団体と連携ができれば、効果的な宣伝ができるようになります。
そう言えば、春の桜川は桜祭り、石祭りといった催しがあります。
ここに流鏑馬が加われば、毎週何かが開催されるようになります。
桜川の春まつりとしてポスターを作れば、それだけでイメージアップにもなります。
ひなまつりから春まつりへ。
ちょっと楽しみになってきました。

6日は2回目のまちづくり教室「縮緬細工を楽しもう」がありました。

針など持ったことはありませんでしたが、前回は皆さんのサポートによりなんとかイチゴを完成させました。
2回目の課題はさるぼぼです。
初心者にはかなり難しく感じます。
午後6時30分、縫い始めます。
「ここは返し縫でやって」
先生の指示が入ります。
自分でいうのもなんですが、かなり縫い方が向上しています。
1回目の練習が身についていたようです。
皆さんに遅れることなくさるぼぼの胴体を縫い上げることができました。

胴体の次は頭と腹巻づくりです。
腹巻はうまくできたのですが、頭と胴体をつなぐことにかなり苦戦です。
でもなんとか午後9時前に完成させることができました。
記念すべきMyさるぼぼです。

まさか本当に作れるとは思いませんでした。
先生やまちづくり教室の皆さんのおかげです。
自分の手で何かを生み出すのはとても楽しいのですね。
人間は単純です。
うまくできるとまたやりたくなります。
3回目の教室が待ち遠しいです。

27日はつくばね音楽祭が開催されました。

しもだて吹奏楽団を中心に、大和中学校、桜川中学校、下館一高のブラスバンドが共演するコンサートです。
つくばねは筑波山の古名です。
筑波山の麓にある桜川市から、吹奏楽の魅力を伝えようとメッセージをこめました。
初めての開催のため不安もありますが、夢もあります。

午後1時30分、つくばね音楽祭開会です。
オープニングソングは「ラデツキー行進曲」。
総勢80名による演奏です。
吹奏楽の音色がシトラスを包みます。
素晴らしい演奏です。
その後、大和中学校、桜川中学校、下館一高の生徒が順番に演奏しました。
まだ吹奏楽を始めたばかりの中学生。
でも心のこもったよき演奏を聴かせてくれました。
高校生はかなりの実力です。
日々の練習の成果が十分に発揮されています。
演歌のメドレーなど、吸い込まれるような演奏です。

休憩を挟んで、しもだて吹奏楽団です。
キャリア30年以上という人もいます。
洗練された音色です。
今年の大河ドラマ「江」のテーマソングなど、心に沁みるような演奏を聴かせてくれました。

音楽祭も終わりに近づくと、また全員で演奏です。
ミュージカル・アニーの「Tomrrow」の演奏にあわせ中学生たちが合唱します。
中学校の先生でしょうか、声量のある歌声が館内に響きます。
そしてクライマックス。
会場の人たちもいっしょになって「ふるさと」を歌いました。

初めての開催のため、十分な宣伝等ができませんでした。
そのせいか、観客は100名程度とやや少ない感じでした。
それでも皆さんには吹奏楽の魅力は十分に伝わったと思います。
素晴らしい演奏を披露してくれた奏者たちに感謝です。

「毎年開催していきます」
音楽祭を企画した田嶋さんが力強く宣言しました。
今回は小さな一歩でしたが、年々大きくなっていくような予感がします。
また来年、皆さんの演奏に会えるのが楽しみです。

ページ18 モミジ祭り

穏やかに晴れた秋の祝日、薬王寺でモミジ祭りが開催されました。
午前10時、薬王寺に行くと、車がたくさん止まっています。
モミジ祭りのメインは野だてです。
モミジの下にお茶をたてる場所が設けられています。
モミジもこの日を待っていたかのように色づきました。
着物姿の女性とモミジ。
実によき風情です。

モミジを愛でながら、私もお茶をいただきました。
お茶の香りと味が心を満たしてくれます。
贅沢なひとときです。

「モミジを眺めながらお茶をいただいてください」
山門のそばでは住職さんが皆さんに声をかけています。
お茶はモミジを見に来た人に振舞われているのです。
住職さんのおもてなしに皆さん驚きながら感謝しています。

午前11時頃、どこからともなくオカリナの音色が聴こえてきました。
その音色をたどると、本堂の中で女性がこっそりと吹いていました。
「ここで吹いてみたかった」
その音色の優しさに包まれ、モミジも微笑んでいるように見えます。

午後3時を過ぎても人が次々とやってきます。
私たちもそろそろモミジ灯りの準備に取り掛からなければなりません。
あとは暗くなるのを待つだけです。

辺りが暗くなった午後4時30分、モミジ灯り点灯です。
いっせいにモミジが照らされます。
夜空を借景に鮮やかな姿が浮かびあがります。
そして、その下に並べられたモミジ灯りに火がともります。
ロウソクの灯りにモミジが照らされます。
「きれいですね」
見に来た人たちから声がかかりました。
地面に並んだ灯りは、やすらぎとモミジへの感謝の灯り。
この思いをうまく表現できました。

ページ17 マンドリンコンサート

20日は大和ふれあいセンター「シトラス」でマンドリンのコンサートがありました。
演奏は下館マンドリンクラブの皆さんです。
私も裏方のひとりとして手伝いました。
開演は午後2時です。
私はステージのそでにいたので、こんな感じでマンドリンの演奏を楽しんでいました。

公演は3部構成になっていました。
特に3部は歌謡曲や演歌、童謡等が演奏され、よく知っている音色にすっかり癒されました。
30年以上にわたりマンドリンを演奏してきた皆さん。
自分の腕を磨きながら、人を楽しませてきたのですね。
来年から定期的に年2回開催したいとのこと。
またこのステキな演奏に会えるのが楽しみです。

ページ16 モミジ灯り

12日は薬王寺でモミジのライトアップを手伝いました。
モミジのライトアップを始めて4年目、口コミで薬王寺のモミジの輪が少しずつ広がっているようです。
昨年はモミジの下で演舞する人が現れ、今年はオカリナを演奏したいという申し込みもあったそうです。

さて肝心のモミジはやっと色づき始めたところです。
これも温暖化の影響なのでしょう。
とりあえず青木まほろば会の皆さんとライトを設置しました。

「今年は変ったことをしようと思って」
住職さんがアクリルのコップとロウソクを持ってきました。
今年はモミジの下にあかりを灯して、さらによき風情をつくりたいとのこと。
住職さんも色々と考えているようです。

ふっと足下を見ると、風により落ちてしまったモミジの葉っぱが・・・
状態のよいモミジを拾い集め、アクリルのコップに貼ってみました。
できました、薬王寺モミジ灯り。

あたりが暗くなり始めた午後5時、モミジ灯りを並べてみました。
とてもきれいです。
11月19日の夜、このモミジ灯りをたくさん並べることにしました。
上はモミジライトアップ、下はモミジ灯り。
どのような風情になるのか楽しみです。

ページ15 まちづくり教室

8日の夜、真壁伝承館でまちづくり教室が開かれました。
これは、ものづくりを通してまちづくりを学ぶということがテーマとなっています。
今回の教室は「ちり緬細工を楽しもう!入門編」です。
講師は石田晶子さんです。
石田さんは街中にある金物屋の奥さんですが、長年にわたりちり緬細工を作ってきた人です。
真壁のひなまつりのときは毎年新作を発表し、高い評価を得ています。
その作品は雑誌や新聞でも紹介されています。
今回の教室は私を含め21名が参加です。
予想通り男は私1人です。

針を持つのは小学校の家庭科の時間以来です。
1回目の教室はイチゴづくりです。
まずはイチゴの本体部分を縫うようです。
まったくわからないので、言われた通りに縫います。
皆さんはスイスイと縫っていますが、私はまったく針が進みません。
やっぱり難しいです。
それでもなんとか1つ縫い上げ、次は葉の部分を縫います。
本体と葉を重ねて縫っていきます。
最後は手伝ってもらいましたが、自分の手で作品を作れるというのは実に嬉しいです。

と同じく初めてちり緬細工にチャレンジした女の子も、完成したことに感激していました。
一針一針の積み重ねがこのようになるのですね。
見えない部分もしっかり縫うことの大切さ。
お針を通して、まちづくりを再確認した夜でした。